食べる側の食欲の有無は、介護食の見た目に関係します。飲み込みやすさや食べやすさばかりを考えて、ご飯本来の楽しみである見た目や味に魅力が感じられないと、食べたいという気もちがなくなってしまいます。食べ物がひとまとまりになりやすいか、飲み込むときに無理はないかなどに注意深く気を使っています。年齢と供に口の中でつくられる唾液の量は減ってくるため、口に食べ物を運んだ時、水分を吸収してしまう食べ物は食べにくいです。とはいえ水分が多くふくまれていると、むせてしまう可能性が高くなるので、口にしやすい材料を使って、ご飯に無理のない形状に創り変えます。体力と抵抗力を保つ為にエネルギーを、ゲンキに動ける骨格筋を保つ為に意識して良質なタンパク質を摂ることを御勧めします。そして良質なたんぱく質として真っ先に挙げられるのは卵と豆腐ですので、もし肉や魚が上手く食べられない人は、その換りに卵や豆腐を食べることでタンパク質を十分に摂取することができます。肉や魚には、卵や豆腐とは異なる様々なアミノ酸(タンパク質を構成している最小の大きさの成分になります)、ビタミンそしてミネラルが入っているため、たくさんの品目を毎日食べている人は、歳を取っても活動範囲が狭まることもなく、その上より長く人生を謳歌できるといいます。近頃、お年寄りの間で注目されている問題は、フレイル(虚弱)というものです。フレイルとは昔に比べて思うように体を動かせなくなったり体重が落ちてしまったりなどと、このままでは要介護の状態になる恐れが十分にある状態のことです。そしてフレイルの状態から、筋力衰えてしまうようすを指す「サルコペニア」や、骨や関節・筋肉の機能が低下することによって歩くことや座ったりなどの日々の生活がままならなくなってしまう「ロコモティブシンドローム」、さらに悪化すると寝たきりの状態に繋がることが知られています。これら全ての原因となっているのが栄養不足なのです。食べることに楽しさが見出せず食べにくさばかりを考えてしまうと、献立を考える楽しさも減り、どれだけ簡単にご飯をすませられるかばかり考えてしまいます。沿ういった場合は、今ある食材をプラスするなど、少量でも効率よく栄養が摂れるように工夫してみましょう。あまりご飯をしたくないとき、「おかゆを食べていればだいじょうぶ」と思っていませんか?おかゆはごはんより多くの水でつくられているので、カロリーはごはんの半分以下なのです。なのでおかゆだけを食べるのではなく、ほかの食材も摂るようにすることで、その日に必要なエネルギーや栄養を足すことを心がけましょう。食べる力は加齢や病気によって衰えます。ご飯が思うようにできない方のために介護食がありますが、人それぞれ機能の程度は異なります。安全で安心してご飯をするための目安の指標として介護食はレベル別になっています。どの程度食べる動作が困難かによって嚥下食ピラミッドを普通食から嚥下食までの6段階にレベル分けし、各段階にあわせてそれぞれ食物の形や柔らかさなどを統一することで、病院や施設に行くのが難しい方でもご家庭で安全なご飯を用意するために、とてもわかりやすく使いやすい指標です。介護食は無理なく食べられる状態にすることに加え、介護する側も介護食を作る負担を軽減するためにも、専用の調理器具があるとかなり助けになります。介護食にみられる大切な点は、やわらかさ、舌触りの良さ、そして噛みやすい大きさです。フードプロセッサーを使えば、大量の水を必要とすることなく食材を刻み、ペースト状などにもできるため、調理の大きな手助けになります。マッシャーやすり鉢で食べにくいものをつぶすことができます。そしてさらに口当たりを良くしたいときには、裏ごし器を使うと粒粒感がなくなります。加齢や怪我そして病気などによって、固いものが上手く食べられない、水気のあるものが飲み込みにくいといった問題が出てきます。介護用食品はどれだけ歳を取ってもご飯を楽しめるために、いかに食べやすいかを重要視した商品や、少量でも必要な栄養を摂取できる商品などがあります。介護をする方にとって、安心して食べられるご飯を用意することは簡単なことではありません。介護のための食品は、心休まる瞬間を作る手助けになったり、食べやすい料理を造る手間も省けます。介護を受ける側も、手助けをする側も、どちらも幸せになれる介護食品をぜひ使ってみてちょうだい。介護施設のご飯は栄養士がバランスの良い献立を創り、丁寧に調理されたものを出していますが、もし噛んだり飲んだりすることが難しい方に対しては、どの形状の料理が最適かを考慮して調理しなければなりません。介護施設によって、ミキサーなどの器具を使ってつくられた流動食ではなく、見た目は普通食のようですが簡単に舌で押しつぶせる「ソフト食」というものがあり、思うように噛んだり飲んだりすることが困難な方でも、ご飯を味わえる調理方法を老人ホームによっては提供しています。歳を取ることでみられる顔まわりの筋肉の衰えや歯がもろくなってしまうことにより、飲み込んだり噛むことも満足にできなくなっていきます。以前食べていたものを思うように食べられず、飲み込むときに喉につかえてしまうことが多くなり、「誤嚥性肺炎」という食べ物が誤って気管に入ってしまったことが原因でなる病気になってしまう可能性もあります。他には、ほとんどのお年寄りは食べることに対する興味が若い頃に比べてなくなるため、なるだけ食べやすいものを食べてしまいがちになったり、一度に沢山の量を食べられなくなり栄養不足になっていることがあります。病院食は完成品を丸ごとミキサーにかけた流動食が中心で、見た目も悪く、味もオイシイとは言えないものでした。高齢の患者さんのご飯が思うように進まなかったのは噛むことが難しいからではなく、見た目や味の問題がほとんどなので、自宅でご飯の用意を行ったらきは、病院食のような見た目も味も悪いものは絶対に出さないと決めました。入院先の病院で摂食嚥下障害に関して特に詳しい看護師さんに自宅での介護食の用意の仕方について質問してみたら、食べやすい形状のものだったら何でも食べられると教わりました。毎食ごとに小分け冷凍しておくと便利だと気づいたんです。こちらもおすすめ>>>>>介護食 種類